January 03, 2007

NIC入学希望理由書-福島県立高校出身●AO入試

私が中学の頃から抱いていた夢は「世界各国を飛び回る国際的な仕事がしたい」だった。その頃は漠然とした夢にすぎなかった。夢を実現する第一歩として、こうこうの国際科学科に入学し、去年の二月から今年の二月まで一年間パラグアイという国に留学してきた。

その国での一年間は実に有意義だった。地球の裏側の文化・言語・週間など様々なことに触れ地域の人と理解し合うことができた。しかしそこで思い知らされたのは「言語」という大きな壁だった。世界各国から集まった留学生が集まったオリエンテーションの場で、あたりまえのように話されているのは英語であった。私も中学一年生から五年間も英語を学んできたはずなのに、いざ話そう言葉が出てこない。その時程悔しく思ったことはなかった。そのとき私は“英語は絶対にマスターする”と誓った。

そしてパラグアイは開発途上国という事もあり、貧富の差が激しい。学校に通わず物乞いや靴磨きをしている子もいる。いや、通わないのではなく通えないのだ。一方はベッドで眠り、一方は路上で眠る。このような状況を目の当たりにしてきた私は経済についてもっと詳しく知りたいと思うようになった。まぜ貧富の差がこれ程までに激しいのか。どのような問題があり、どうしたら解決できるのか。専門知識を学び、世界の人々の生活が少しでも良くなるように何か役立つために本気で経済を学びたいのだ。日本での英語の学習が実践的ではないと実感したことから、日本で学ぶことが世界的な視野にはになるとは限らないと考えるようになった。だから私はあえて海外の大学を志望する事にした。そして、様々な国の人の意見や考えを聞く機会も多いアメリカを選ぶことにした。又、パラグアイから帰国して日本語の通じる「言語の壁」のない生活の中ではつい甘えてしまう自分に気付いたのだ。だからこそ、自分を新しい環境に置くことで新しい発見をし、世界的視点での理解を深めたいと思っている。

しかし言語に自信がないためどうすれば良いのか悩んでいたときにNICの存在を知った。NICではとにかく勉強をすると説明会で言われた。しかし今、開発国の学校に通えない子供たちを目の当たりにしてきた私にとって勉強は苦にならない。今学校に通えて教育を受けられることがどんなに幸せで恵まれているか知っているから。ここで夢を諦めたらきっとあの子達に笑われてしまうだろう。私は夢の実現のため、あるいはあの子達のために何事も本気でやりたいのだ。今の時点では具体的とはいえない夢だけれど、もっと世界を知りその中で具体的にしていきたい。他の誰でもない私自身の考えを持ち、様々な人達と意見を交換し合い、視野を広げ深めるために貴校を志望した。

Posted by ktukjp at 12:09