January 15, 2007

NIC入学希望理由書 - 愛知県立高校出身○自己推薦入試

私には夢があります。それは、音楽療法士になり、音楽を用いて患者さんを治療するということと、あまり知られておらず、利用されることの少ない日本の音楽療法を変えていくことです。その夢への第一歩として、NICへ入学することを希望します。

私は四歳の頃よりピアノを始め、上手くなりたい、コンクールで入選したい、と日々練習に励んでいました。そして中学生になった時、あるピアノの先生に出会いました。その先生が、私に始めて音楽療法というものを知るきっかけを与えてくれました。先生は、ピアノ以外にも私に様々な事を教えてくれました。音楽を心から楽しんで演奏する事や、ピアノを弾くには広い世界に目を向けることも大切である事も教わりました。そして、先生が定期的に老人施設などでコンサートのボランティアを行う際、私も参加し、音楽でどれだけ人に影響を与えられるのかという事を知りました。

その頃私は、将来の目標をはっきりさせられずに、ただ成績のみで地元では一番の進学校を目指して受験勉強をし、入学しました。高校に入り、将来やりたい事を考えていきたいと、私はどこかで思っていました。しかし、入学式後数日で進路希望調査といい志望大学、学部などを書くよう指示され、その後も毎日の授業のための勉強に追われ、気付いたら私は、いろいろな事を考えないようになってしまっていました。将来の目標もなく、全て大学入試のためという言葉を毎日先生から聞かされ、そのうえ目標のない私は勉強を何のためにするか分からなかったし、やっても上手くいかない。自分でも全部の理由は分かりませんが、学校がとても嫌いになり、そして行けなくなりました。その後の一年間の休学を決め、その一年の間にカナダへ一ヶ月ホームステイへ行ったり、老人ホームで一人だけでボランティアコンサートをやったり、貴重な時間を過ごしました。何より、様々な事を考えることができ、自分でも一年でとても変わったと思います。そして同高校に復学し、今に至ります。復学はとても不安で、一度行けなくなった学校が恐いという気持ちも正直ありましたが、自分で決断し、友達にも恵まれ、今では学校が好きと胸を張って言えます。

私は音楽に関わって生きていきたいと思うようになり、一時はピアノ科への進学を、と思っていました。しかし大学でなく、もっと先を考えた時、私の夢はピアニストでもなく音楽教師でもない。そして初めて見たテレビ、音楽療法のアメリカでの実践の様子や、音楽が人に与える力と可能性をもっと知りたい、もっと日本でも利用されてほしい、というような事を思い、音楽療法士になりたいと考えるようになりました。それから本を読んだり講演会へ足を運んだりしてきましたが、日本と欧米との格段の差を度々感じ、同時に日本で本当にごくわずかしか発展した実践が行われていないことに落胆しました。それは、絶対にアメリカに行って勉強したいと私に強く思わせました。実際、自分が決断したことはとても大きな事で、周りの受験戦争の波から離れることも不安でしたが、それでも私の夢に向けて勉強したいという気持ちは揺らぎません。友達の多くは大学入学を目標としていて、夢はないと言いますが、私はそれに疑問を感じます。私は将来やりたいことのために大学へ行きたい。そしてアメリカで勉強するためにNICで一年間、自分への挑戦の始まりとして努力していきたいと考えます。長くなりましたが、NICに入学して自分自身に挑戦し、夢の実現に近づきたいと思います。

Posted by ktukjp at 21:05