January 19, 2007

NIC入学希望理由書 - 滋賀県立高校出身●指定校推薦入試

私は海外で主に考古学を専攻したいと思っています。そして、ゆくゆくは「オーパーツ」と呼ばれる遺物の研究をしたいと考えています。オーパーツとは英語の「アウト・オブ・プレイス・アーティファクツ」の略称で、日本語では「場違いの加工品」と訳されています。オーパーツは、その遺物があった、もしくは使用されていたと推測される時代では、技術的にあまりに進歩しすぎていたり、通説ではどうにも説明の仕様がないもののことです。それ故に、忘れられていたり、贋物とされて放置されたものが大変多く、また科学的に検証されたものは殆どありません。わたしはそんな謎に満ちた遺物の研究がしたいです。そこまで、オーパーツにこだわりを持つのには理由が二つあります。

一つ目はそれが人類の歴史だからです。歴史は良くも悪くも全ての人類共通の遺産。美しい芸術や文化だけでなく戦争などの後を断たない争いも、しっかり後世に嘘や偽りなく伝えていくべきだと思うからです。

二つ目は、オーパーツが歴史の補完的役割だけでなく、科学技術の向上につながる可能性を持っているからです。エジプトでの発見を例にしてみると、ツタンカーメン王の副葬品の中にあった錆びない短刀、航空力学的に正しいと検証された木製のグライダーや実際に復元に成功している電球のレリーフなど、現代科学に匹敵するようなものも沢山あります。これらの様に研究によって新しい技術が再発見されれば、科学はより進歩し、今より古代の歴史観をくつがえす事が出来るとも私は思います。

結局、理由はいくつか挙げてみても、実際私はただ純粋に過去に何が起こり今があるのか知りたいだけです。正直に言うと、歴史は最も嫌いな教科です。なぜなら、常に悲しかったからです。学校で教わってきた事は、ただその物事の名称や年代、人物名などごく簡単にまとめられた文章だけです。しかし、その中でも常に感じられたのは争いや人の悲しみが絶えず続いてきた事です。それは歴史を習い始めた小学校高学年の時からで、年をとってより深く理解できるようになってからさらに強く感じるようになりました。私達は今でこそ戦争を体験していない世代です。しかし、だからこそ今ある自分の生活の上にどれだけの犠牲があったのか知っておかなければいけないと思います。目を背に向けたくなる不幸な事だけが全てだとは思いません。多くの人々が幸せに生きた時代もあったはずです。嫌になるような事、幸せに感じること、どちらもごまかしたり当たり前にしないで真摯に受け止めて未来へ繋げていく事が大事です。私はそういう夢や願いを持って志願しました。

Posted by ktukjp at 19:47