January 31, 2006

NIC-インタビュー 堀田智子さん イギリス国立ヨーク大学_II

堀田智子blog用2


堀田智子さん
York University BSc in Management, IT and Language
ヨーク大学経営学部 06年6月卒業
奈良県立平城高校出身 NIC第14期生





人間力、全ての事が成長するチャンス



◆やっと見つけた私の居場所

06年6月にいよいよ卒業を迎えます。日本で就職を予定して、内定もいくつかいただいているのですが、実はもう少し就職活動も続けてみようかと思っています。NlCを見つけたときも、Yorkに決めたときも「ピン」ときたんですが、今回内定をいただいた会社はどこかピンとくるものがなく、別のところでピンと来るところがあったので、そちらにもチャレンジしようと考えているところです。

NlCを希望した理由は、高3の時に、日本の大学、特に国際系や英語系と言われるところを探していたのですが、世間体や大学名の響きは良いけど、どうも自分の居場所に思えなかったんです。その時に受験情報誌でNICを見つけて、「ここだ!私の居場所!私の学校!」と勝手に思いました(笑)。でも母親に相談したところ、一言「アホちゃうか?」(笑)。母親としては実家から通える大学を希望していたようなので、話もあまりきいてもらえませんでした。その後一緒に京都で行われたNlCのガイダンスに参加して、今度は反対に母親が乗り気になって(笑)。おまけにガイダンスに来ていたスタッフの方を見て「あんたもあんな人と結婚しいや。」って(笑)。あとは父親を説得するだけ。父親は海外赴任も多かったので、海外に行くアドバンテージと同時に大変なことも知っていたので、「日本の大学から1年留学するだけでいいのではないか」と言っていたのですが、最後は母親が応援してくれました。

◆いろいろな価値観に触れられるイギリスでの生活

イギリスの4年闇はとても楽しかったです。渡英したその日に心に決めたことですが、英語と勉強は留学生なら誰でもできるしして当たり前。それ以上に何ができるか、出会い・経験を通して人間としてどれだけ大きくなるかが私の留学生活の課題でした。そういう意味で、出会いや経験のすべてが今の自分を創っていると言えます。互いのCultureとか価値観を否定したり比較するのではなく、そのまま受け入れてくれるというか。Yorkはとてもインターナショナルな大学なので、貴重な体験がたくさんできました。

先学期に、ものもらいができたんですが、そうしたらインド人の友達が「足の指に糸を巻けば治る」って。わけがわからない(笑)。ガーナ人の友達に「爪が弱い」と言ったら「火であぶれ」とか(笑)。毎日が笑いに包まれている日々です。また、Yorkでの1年目は、ネパール人の学生とルームメイトだったんですが、その友人は、Yorkでも3年に1人という、全額奨学金の給費生で、寮費も生活費も全部大学が援助している学生だったんです。彼女の実家はとても貧しいので、一緒に生活していても「電気をつけてるのがもったいない」って。「うちの実家は電気もない」んだから「大事にしろ」って言われました。

◆ヨーロッパ有数の名門大学

YorkはCambridgeやOxfordに並ぶという風に言われるだけあって、本当にレペルが高いです。私自身、中高の勉強は本当にラクで、NlCやStafford House Collegeでも、努カしてトップレベルの成績をとることができたんですが、Yorkに来て、人生で初めて「がんばっても伸びない」時期を体験しました。教科書や理論は家で読んで来るものであって、授業は常にディスカッションやディベート、グループワークが多く、ちょっとでも準備を怠ると、グループの他のメンバーに迷惑がかかるし、主張もしなければならない。ネイティブの読解スピードやしゃべるスピードについていかなければならないし、それはそれは苫労しました。Yorkの1年目は、ディベートで、一番前の列に座っていたのにも関わらず何も発言できないで、本当に逃げ出したい気分になったことを今でも覚えています。悔しいと思わなかった日は一日もなかったです。毎日悔しいから毎日もっとがんばる。そしてどうせやるならどれだけ大変なことでもプラス思考で楽しんでやる。この悔しさは私に動力と前向きさと強さをくれました。

◆「人間力」

イギリスに来て変わったことは「全部」ですね。“人間力”がつきました。人問力っていうと難しいかもしれませんが、人との接し方と物事に対する姿勢とか打たれ強さとか、人への気配りだとか、そういうことかな。前は英語が苫手だというだけで引け目を感じていたけれど、今は言葉よリも気持ちが大切だと思うようになったし、周りに優しい人が多いから自分もやさしくなれるし。戦争や災害が世界中で起こっていることを見れば、自分が味わっている苦労なんて何でもないし、乗り越えられないわけがないし、むしろ幸せです。

私がNlCに入りたい、と思ったきっかけは、最初は単純に海外に対するあこがれでした。でも世界は自分が思っている以上に広い!予想以上に苦労もしたし挫折もしました。でも得るものも想像以上に大きかったです。留学によって私という人間もこれからの人生もそして私の世界もすっかり変わって大きく広がりましたから。周りにも輝いている人が多いし、その人達を見てもっともっとがんばろうと思うし、確実に強くなっている自分がいます。

◆日本を元気にすることが私の夢

私の夢は「日本を元気にすること!」。私は日本を外から見てもっと日本を好きになったし、どんな仕事に就くとしてもその仕事を通じてみんなを元気づけたい。このことを就職の面接で話したら「そんなことを言う大学生はいないねえ。ぜひ政治家になってほしい」って言われました(笑)。

N1C時代の友達に、「周りの状況が自分の心を決めるんじゃなく、自分の心が周りの状況を決めるんだよ」って言われたんです。物事は、それをどう捉えるかで全部変わってくる。私はそうやって物事を見ているし、だからこれからも幸せになる確信があります。すべての出来事が自分を成長させてくれる糧だから。

(了)イギリス・ヨークにて。Jan.2006

Posted by ktukjp at 01:01