November 08, 2007

NICインフォメーション『日本ではあまりない、海外の大学で学べる分野』・その1―義肢装具士

日本ではあまりない、海外の大学で学べる分野・その1

★義肢装具士★

◎義肢装具とは?

 
義肢は「切断により四肢の一部を欠損した場合に、元の手足の形態または機能を復元するために装着、使用する人工の手足」であり、大別すると上肢切断に用いる義手と下肢切断に用いる義足に分類され、さらにそれぞれ切断部位別に分けられます。装具は「四肢・体幹の機能障害の軽減を目的として使用する補助器具」であり頭部から足部までやはり部位別にさまざまなものがあります。

装具では医学的治療の手段として使用される治療用装具と、医学的治療終了後に機能障害等の症状が固定した場合に日常生活活動等の向上のために使用される更生用装具があります。

◎義肢装具士とは?
義肢装具士は義肢装具を単に製作するだけでなく、適合させることを業務としています。言い換えれば生体(患者、障害者)と器械(義肢装具)のインターフェイスの部分を担う専門職。医師より義肢装具が処方され、1人の患者や障害者に適合されるまで、例えば義足を例にとると、一般的には、採寸・採型→組立→試歩行(仮合わせ)→仕上げ→最終適合といった工程で作業が進められます。この中で義肢装具士の役割としては少なくとも採寸・採型、試歩行、適合の部分であり、組立、仕上げについては製作専門の技術者が行うことも多く、義肢装具士と製作技術者の業務分担が進んでいる傾向にあるそうです。

医療関連職の中で、義肢装具士は特殊な業務形態をとる職種です。大半が医療機関に属さず、民間の義肢装具製作施設に所属し、契約している病院や更生相談所等に出向き業務を行うのが一般的。このような業務の中で医師、理学療法士、作業療法士等、関連する専門職種と情報を交換し、患者や障害者の要望を聞きながら義肢装具の製作、適合を行うのが義肢装具士の仕事です。

◎どうやったらなれる?
義肢装具士を養成する学校に進学し、国家試験を受験し合格すると、義肢装具士の資格が取得できます。しかしながら、現在日本で学べる学校は、全部で10校しかありません。その多くは専門学校となっています。一方、海外では4年制大学で専攻するケースがほとんど。日本の専門学校で教員をやられる方も、海外で義肢装具士の勉強をされてきた方も多く、海外の大学の先生を日本に招いていることを売りにしている専門学校も数多くあります。

◎海外の大学で学んでから受験できる日本の国家資格
海外の大学で義肢装具士の資格を取得した後の国家試験の受験資格については下記の通り定められています。

受験資格(厚生労働省ホームページより抜粋)
(4) 外国の義肢装具の製作適合等に関する学校若しくは養成所を卒業し、又は外国で義肢装具士の免許に相当する免許を受けた者であって、厚生労働大臣が(1)、(2)又は(3)に掲げる者と同等以上の知識及び技能を有すると認定したもの

◎お勧めの海外の大学

イングランド
■国立サルフォード大学(マンチェスター) 

スコットランド
■国立ストラスクライド大学(グラスゴー)

オーストラリア
■国立ラ・トローブ大学(メルボルン)

アメリカ
■カリフォルニア州立ドミンゲスヒルズ校

お問い合わせ・資料請求は → https://www.nicuc.ac.jp/index/mail_form.html


Posted by ktukjp at 11:07