December 13, 2007

NIC入学希望理由書 - 熊本県・私立高校出身●特待生入試

私は高校受験に失敗しました。「特待生になる。」その思いは両親への「罪」の意識からでした。両親は私がその高校にずっと入りたいと思っていたことを知っていたので、私を塾に入れてくれました。しかし、私は受験勉強に怠けてしまいました。父は自営業をしているので収入が安定していません。そんな少ない家計の中か何とかして費用をつくってくれた両親に、「何てひどいことをしてしまったんだ。」と心から反省しました。そして学ぶのにはそれだけお金がかかるのだから、責任重大なことなのだと思いました。従って私は貴校ひいてはアメリカの大学に入学したら日々、精進していき、少しでも家計を助けたいと思っています。

私は高校生の時に思ったことがあります。それは、芸術と化学の融合です。今までの学校の国語の教科書には、「科学の進歩が人間の精神生活を脅かす。」など、常にこの二つの分野を対峙して書いてあります。しかし、ある本に、「近世までは、天文学と占星術は同じだった。その証拠にこの二つを英語に訳すと、AstronomyとAstrologyとあまり変わらない。」とありました。今でこそ天文学は科学、占星術はオカルトとなっているようですが、もともとは天体の動きは地球上の人間の運命とつながっていると考えられていたそうです。また、十九世紀末に発明王、エジソンによって「映画」が発明されました。そんなことを考えていると、科学は芸術という創作者の思想を世に伝えるための手段となったり、統計などからもたらされた人間の本質的な姿を映す鏡的役割を果たすのではないかと思い始めたのです。

私が今、一番将来にしたいことは、「科学」と「芸術」とを融合させた新しいジャンルを切り開くことです。そのためにどんな分野を勉強すればいいのかよく分かりませんが、アメリカの大学では「ダブルメジャー」といって主専攻に直接関係していないものでも副専攻にできる制度があると聞き、非常に興味があり、その制度で学んでみたいと思っています。ただ、私は「科学」、「芸術」と言ってもそれらについてきちんと勉強した事がなく感動をあまり味わわずに生きてきました。小学生の頃は、何にでも感動できて、研究や意見交換が非常に楽しかった事を覚えています。しかし、中学生になってからは、成績に順位がつけられ、目のくらんだ私は勉強を順位争奪のためだけの道具にしてしまったのです。そして今になってようやく気付いたのです。自分には学校での成績しかない事を。テスト前だけの勉強で、深く学ぶ事がなかったことを。だからこそ、私はアメリカの大学へ留学し世界の大自然や道の場所への遭遇、様々な人と知り合い、自分の意志で学びたいと思った学問を夜が明けるまで勉強したいのです。今まで心が空の状態で勉強していた数年間を取り戻すかのように、貴校でそれこそ「死ぬほど勉強したい、それが今の私の素直な気持ちです。


Posted by ktukjp at 17:43