December 14, 2007

NIC入学希望理由書 - 福岡県・私立高校出身●特別奨学生入試

私の部屋の隅には地球儀がある。毎日見ているわけではないが、たまにふと思い出すと何となく気になることがある。地球が縮小された地球儀。取り出して眺めて、そこにあるたくさんの国々について思いを馳せてみる。その中には未だ紛争状態にある国、豊かさのゆえに多くの問題を抱え持つ国、名前すら知らないような小さな国もある。そこに暮らす人々はもっと様々で、今この瞬間にもこの地球上には、きれいなプールで泳ぐ人、食べ物を求めて走り回る人、ゆったりとタバコをふかしている人、寒さに震え身を縮める人。夢を追いかける人、殺しあう人。もっともっと色々な人々がいるのだ。同じ地球という地面の上に立っているのに、何でこんなに違うんだろう。彼らは何を考えているのだろうか、何も考えていないのだろうか。今日を生きるのに必死なのだろうか、愛情に飢えているのだろうか。自分達が生きるのに精一杯で、食料や愛情に飢えている人々のために何もできないかも知れないけれど、知らなくてもいいのだろうか、彼らを。違う場所で違う文化で違う生き方をしている人々のことを。

(中略)それにこのコインは、同じ地球上で生きている、見たこともない、会うこともできない誰かと私をつなぐ、小さな小さな架け橋となってくれるのだ。例え全く知らない人でも、こんな風にどこかでつながることができる。それなのに私たちは、知らない。この地球上で生きている、何十億もの人々のことを、何も知らない。この小さなコインによってつながることができた人々のことさえも。違う場所で違うスタイルで生活しているからといって、そんなことでいいのだろうか。知らないまま、気にも留めないままで毎日を過ごしていても、いいのだろうか。学校で、教会で、道端で募金箱を手に伸ばす、そのときに、ほんの少し考えるだけで、手の中にあるコインは息づいてくるのに。(後略)

これは、私が高校二年生の時に弁論大会のために書いた作文「地球儀」からの抜粋です。少し長いので全部書けないのを残念に思います。この頃から今でも、私がこの文章に込めた思いは少しも変わっていません。私は自分を高め、大きくしてくれることならそれがどんなに小さなことでも、知りたいと願います。自分の可能性を信じて、常に何かを学んでいたいと思います。そして、NICには私が望む「学び」がある、と感じました。本や教科書からだけではない、人との関わりや自分の目で見、耳で聞く事からの学びが出来るのは、ここだけだと思いました。それが、私がNICを選択した理由です。そのとき自分に出来るベストを尽くして、出来るだけ大きく自分の世界を広げていくことを忘れずに、いつの日か世界へ飛び立つ事を思い描いて努力したいと思います。


Posted by ktukjp at 11:01