December 21, 2007

NIC入学希望理由書 - 神奈川県立高校出身 ●特別奨学生入試

私の夢は、国際公務員になることだ。こう思い始めたのは小学生の頃で、きっかけは、アフリカでの貧困を特集したテレビ番組を見たことだった。私と同じくらいの子供や赤ん坊、それ以外のたくさんの人々が苦しんでいる事実を知り、大きなショックを受けた。その思いを母に伝えると、一枚の紙を手渡してくれた。それは、ユニセフのギフトカタログだった。興味を持った私はすぐユニセフについて調べ、いつか国際公務員となり、世界で働きたいと強く願うようになった。

国際公務員になるためには、大きく3つの条件がある。この3つの条件を満たし、能力を身につけるために、私は留学という道を選んだ。1つめの語学力に関しては、大学院ではなく大学という早い段階で英語を浴びて、習得したいと考えた。それは、イギリスに留学した経験から、語学は嫌でも話さざるを得ない環境におかれて、初めて上達するものだと感じたためである。自分の能力を過信することなく、海外の厳しい環境の中で、常に語学力を客観視することができるだろう。2つめの職務経験に関しては、海外でより多くの人と出会い、インターンシップなどに参加するチャンスを広げたいと考えた。国際連合やそのほかの機関の本部も、地理的に近くなるので、情報も集めやすくなり、自分から積極的に行動範囲を広げることができるだろう。そして3つめが、修士号ないし学士号に相当する学歴だ。留学を決意する以前、日本の大学で今一番関心のある国際関係学や教育を専攻したいと考えていた。しかし、せっかく学ぶのなら、文化も価値観も歴史も異なる異国の地で、国際感覚を身につけながら挑みたいと思うようになった。教科書や机の上で習うことだけではなく、人種も考え方も違う環境で日常生活を送ることで、日本では決して気付くことのない新たな発見があるだろうと考えたのだ。

しかし、留学を決意したのが遅かったので、海外の大学の知識がなく、語学力も十分とはいえない状況だったので、大きな不安があった。また、専攻したい分野こそあるものの、具体的な大学が決まっているわけではないので、もう少し自分と向き合う時間が必要だと考えた。そこで、まずNICに入学し、じっくり自分の進路を見つめ直し、自分に一番合った大学に進みたい。周りも私と同じように、それぞれの夢に向かって留学を志す仲間なので、それがまた刺激となり、切磋琢磨していけるはずだ。NICでの1年間で、可能な限り知識や能力を身につけ、その後の留学生活をより充実したものにしたい。

将来への不安とは今後も向き合っていかなければならない。それでも、国際公務員になる夢を見失わずに、様々な場面で助けを必要としている世界の人々を、一人でも多く救う活動ができるように、最大限の努力をしていきたい。


Posted by ktukjp at 10:23