December 07, 2009

NIC第10期生 サイエンス・プレゼンテーション・コンテストで優勝!

岩井優和小10月31日(土)、東京お台場の国際研究交流大学村で行われた独立行政法人科学技術振興機構主催の「サイエンスアゴラ2009」、「サイエンス・プレゼンテーション・コンテスト2009」で、NIC第10期生 岩井優和さん(奈良育英高校出身)が見事優勝しました!

理化学研究所HPでの紹介

写真説明:
「今年の9月に屋久島に縄文杉を見に行った時の写真です。植物学者なので、やっぱり縄文杉は見ておかないとと思って見に行きました。(岩井)」

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岩井さんは新聞奨学生をやりながら、NICで1年間の課程を修了しました。その後、さらにお金をためるためにもう一年間、一般教養科目を履修しながら新聞奨学生を継続しました。
その後、カリフォルニア州立シャスタ・カレッジに編入し卒業、カリフォルニア州立大学ハンボルト校理学部3年次修了後、一時帰国しさらに1年間新聞奨学生をやってお金をため、ハンボルト校4年次に戻り、卒業したという苦労人です。卒業後、北海道大学大学院 生命科学院 博士課程に入学、卒業後
今年4月より独立行政法人理化学研究所(理研)で基礎科学特別研究員(理研 基幹研究所 先端光科学研究領域 エクストリームフォトニクス研究グループ リアルタイム生体イメージング研究チーム)として光合成タンパク質機能の可視化というテーマで研究に従事されています。

また、北海道大学大学院 修士課程在学時に、植物の神秘「光合成」の研究を始め、その間成し遂げた業績が独立行政法人日本学術振興会に認められ、同大学大学院 博士課程では特別研究員(DC1)として研究に従事し、博士号(生命科学)を取得しました。


<岩井さんからのメッセージ>
今回、お台場日本科学未来館で開催されたサイエンス・プレゼンテーション・コンテストは「光合成の大切さをたくさんの人に知ってもらいたい」という思いから参加しました。このコンテストでは、普段の学会発表とはまったく異なり、スライドを一切使わず、5分間で僕の思いを伝えて、会場の観客の心を掴み、そして評価してもらわなければなりませんでした。難しいことを抜きに、でも最新の光合成研究のトピックを僕なりに「情熱」をこめて語りました。そして、有り難いことに優勝させていただきました。

僕が通ったカリフォルニア州立大学ハンボルト校は世界最長の巨木「Redwoods」が生息する自然溢れる緑豊かな大学です。Redwoodsの高さは最長で115メートルにまで成り、それを支える力はまぎれもなく光合成によって得られた太陽の光エネルギーです。大切な自然を支えるのは光合成であり、そして人類含め全ての動物はこの自然に依存しています。

自然環境破壊、地球温暖化、エネルギー問題などの言葉が飛び交う昨今、私たちが生活する地球環境は劇的に変化しています。約30億年かけて光合成生物が溜め込んできた太陽の光エネルギー(化石燃料や木材など)を私たちはたった数十年で使い切ろうとしています。昔は世界中に分布していたRedwoodsも、今やそのほとんどはハンボルト校の周辺にしか生息していません。

植物は強い。でも、人はそれを簡単に壊す力を持っています。でも同時に、人はそれを助ける力も充分に持っているんです。

植物は当たり前のように二酸化炭素を吸い、酸素を生み出してくれる。その「当たり前」に私たちは生まれた時から依存しているせいか、それが当然のように感じてしまいがちです。でも、その「当たり前」の光合成は地球史上、奇跡的なことであり、決して「当たり前」なことではないんです。光合成の大切さを知れば、植物に対する見方、接し方が変わる気がします。そして、それが地球環境を考えるきっかけにもなり、次世代のための住み良い地球環境に繋がる気がします。

みなさんは、自分の将来を見据え、留学に挑戦する勇気と力を持っている方達です。
みなさんで少しだけでも植物のため、地球のためになることをすれば、その影響力は大きなものになると思います。
一人一苗。
自分の夢と一緒に大切に育ててみてはいかかですか?









Posted by ktukjp at 11:19