August 28, 2010

NIC第21期生より 〜 NICという場所は、私にいつも、新しい風を吹き込んでくれる学び舎です.

NIC第21期生、スイス・ホテルマネジメント・スクールで学ぶ箱崎 綾子さん(国分寺高等学校出身)が、2010年8月25日、NICに立ち寄ってくれました。
その晩、スイスでの様子を知らせるメールが届きました。

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こんばんは。昨日は突然のNIC訪問にも関わらず温かく出迎えてくださってどうもありがとうございました。

懐かしいスタッフの皆さんとの再会、チューターとして過ごした今やしきり?のとれたチュータリングセンター、そして遅くまで宿題をした思い出の図書館、、、夜には旧友の美穂やさきと語り、夜中家に帰れば早速、新しく頂いたMY MISSIONsを読み、、何か書かないではいられなくなりました。ので、昨日おざなりに書いた近況報告を改めてここに書かせていただきたいと思います。

はじめに、NICという場所は、私にいつも、新しい風を吹き込んでくれる学び舎です。
2008年、NICと出会った体験入学の夏、2009年春のヘッドスタート、2009年〜2010年、最も真剣に勉強した1年間、そしてスイスでの1セメ、ボラボラでのインターンシップを終え、OGとして戻ってきた今でも、海外生活の中で忘れかけていたなにかを思い出させてくれ、自分の中にある、燻っていた炎をもう一度点火させてくれます。なにがそうさせてくれるのでしょう?

それはJPスタッフだったり、眼をキラキラさせている現役生の姿だったり、また場所は違うけれど、一生懸命戦っている旧友の活躍が、NICにかかわるすべてのものが自分を勇気づけてくれるのだろうなと思います。こんな学校を母校にもてて私は幸せです。どうもありがとうございます

それでは、スイスの様子、そしてボラボラの経験を話させていただきます。

私がSHMS―LEYSINでは1年時に飲料部門、2年次にフロント、清掃部門、3年時に各分野に分かれ、それぞれの専門を進めていきます。
1年時ではキッチン、そしてサービスの実践授業に加え、ホスピタリティマネージメント、コストコントロール、アカウンティングなど、マネージメントの基礎となる授業も受けていきます。特に思い出に残っているのは4−5人のグループを作り、“レストラン”をコンセプト、店のレイアウト、メニューから、すべて自分たち決め、オープンに導き、そしてその3カ月後の売上を予想するというプロジェクトを約5カ月かけて行ったことです。すべての計画は自分たちが授業での実践や講義で学んだことから応用させ、毎晩のようにグループで集まり討論をしました。
SHMSは全寮制で、学校内に部屋があるので、それこそ期限前などは、皆徹夜で集まってジャージ姿のまま朝を迎え、急いで部屋に戻り着替えて授業にでる。。。などということもよくありました。
私のグループは韓国人、インド人、ベトナム人、そして私で成り立っており、各個人がそれぞれ役割を持っていました。(GM, レストランマネージャー、料理長、アシスタントマネージャー等ETC)その中で私はGMでしたが、多国籍の為、モチベーションや仕事の求めるEXPECTATIONの違いに苦労し、泣きながらメンバーと話したこともありました。しかし、SHMSの良いところは全校数が少ない+生活場所が一緒なので、どんなに馬が合わなくても共存していかなければいけません。
そして、半年間のNICに劣らないハードBUT楽しい時間を一緒に過ごすため、学校がどんどんAT HOMEに思えていきます。(というか、実際住んでいるのでまさに"AT HOME"なんですが、、、笑)
最終の発表の前にはチームみなでスーツに身を包み手を握り合ったのを覚えています。

また、学校ではクリスマスと卒業式に大きなパーティーが開かれるのですが、それはホテル学校、豪華さは半端ありません。ヨーロッパの伝統を思わせる荘厳なホールでゴージャスに盛り付けられた光り輝く料理の数々。。。皆がドレスとスーツに身を包みつかの間の談笑を楽しみます。卒業式パーティーでは私たちNIC21期生はJAPANESE TEAMとして500人分以上の寿司を握り、着物や法被姿でサービスをしました。


さて、インターンシップについてはこの前のメールでも書かせていただきましたが、インターンシップを通して、私の人生は大きく変わったと思います。

スイスとは180度違う、常夏の島、青い空、ヤシの木、エメラルドグリーンに輝くラグーン、、、、太平洋のど真ん中、ボラボラでの半年間の思い出はどれくらい年をとっても色あせることはないでしょう。

人生で初めての私のお客様はサイクロンで洗濯倉庫にスタッフと一緒に3日間も閉じ込められました。しかし、荒れたホテルを散策したり、簡易で作ったご飯を食べたり、夜には暴風雨の中、ビールを片手にトランプをし、暗いマットレスを敷き詰めた部屋の中でラジオニュースを聞いたり、、、修学旅行でも得られない経験を一緒にでき、彼らが帰国するときは、感謝と安堵と、そして一人取り残されるさみしさで号泣しました。

いざ、ホテルを変えるか日本に帰るかという選択を迫られた時、悩んだけれど残ってよかったと胸を張って言えます。なぜなら、わたしは残った5カ月間で、あの時逃げかえっていたら出会えなかった、素晴らしい人々、美しい自然、そして自分の夢が見えてきたからです。

私が研修させていただいたFOURSEASONSでの5ヶ月間は、失敗と反省と、自分のふがいなさに対する憤りの日々でした。しかし、ボラボラの人たちの「何とかなるよ」と冗談を言って笑わせてくれた彼らの温かい笑顔と底抜けの明るさ、時に厳しく、でも辛抱づよく優しく接してくれた同じフロントスタッフ、そして何よりも、すべてのミスをフォローして責任をとってくれたフロントオフィスマネージャー、トーマス。彼に私は相談したことがありました。「トーマス、私は英語もフランス語も日本語もろくにしゃべれないし、ミスばかりするし、フロントの仕事もなかなか覚えられないし、もう皆に迷惑しか掛けてなくていやなのです。」と。そんな私にトーマスは、

「綾子、人は仕事をしていくうえで大事なものがある。それはなんだろう。業務なんてものはいくら不器用な人でも年月をかければ習得できる。言語だって同じ。でも、PASSION(情熱)は違う。それはその人が持って生まれたもので、いくら後から上司が部下に植え付けようとしてもできるものではない。綾子、きみは 人には負けないPASSIONを持っている。そのPASSIONをいつまでも失わないでほしい。」

と言ってくれました。

ボラボラにはまた、小さいながらも日本人コミュニティーがあり、海外で働く日本人の先輩たちの話を聞くチャンスもたくさんありました。
インターンシップを通じてわたしは、まさに学校では得られない“生の世界”を見られました。

さて、最近気づいたことなのですが、ホテル業というのは私がうっすらと心に抱いていた夢をいろんな方面でかなえてくれるということです。

Q1) 世界中を見たい
A1) もちろん同じホテル系列であれば世界中にあるホテルに転勤も可能です。

Q2) INTERNATIONAL な環境で仕事したい
A2) はい。お客様もスタッフもまさにINTERNSTIONAL WIDEでございます

Q3) 海外にいる日本人の何か助けになりたい。
A3) 海外にいる日本人スタッフほど心頼もしいものはありません。それが自分の滞在するホテルならまさに。

Q4) 将来自分がマネージャーになりたい
A4)  今はたくさんの若手女性マネージャーが増えています(すでに25歳〜)

・・・・と軽く思いついただけでもどんどん出てきます。

まだ就職をどこにするという段階ではありませんが、今からあまり先のことについて悶々と悩んでもしょうがないので、目の前にあることを一生懸命やっていきたいとおもいます。そうすれば、おのずと先は見えてくると思うので。

今後は九月にまたSHMS2年次に戻り、2月からのインターンシップ探し、そしてクラス単位で計画される壮大なBANQUETING PROJECTが待っています。

次に戻ってきたときはまた新しい話を聞かせられたらなと思います。

それでは、お体に気をつけてSWISSへいってきてくださいまし。。。

ちなみに明後日、21期 おぐらみさとまたNIC遊びに行きますんで、もしいたら相手してくださいww

2010年8月25日  
箱崎綾子


Posted by ktukjp at 12:09