April 21, 2011

<NICでの1年間を終えて> 「あのとき踏み出した1歩は何よりも強くまっすぐで、これまでもこれからも、無数の人に支えられながら生きているということ。」

NIC第23期生 大治慶晃さん
桐朋高等学校出身


カリフォルニア州立ディアブロバレー・カレッジへ進学


「歩み」

自分を見つめ直す。2年半前に日本に帰ってきてから、絶えずしてること。それまで外向きだったベクトルを内側に畳んで、心の波を落ち着かせ、外の世界から自分を隔離して、真正面から向き合う。

自分はなぜ生きているのか。なにがしたいのか。なにをすべきなのか。

香港で育ち、シンガポールで学んだ自分にとって、その問いは常に意識のもとにあった。そして、確固たる答えでなくてもなにか方向性みたいなものを見つけないことには、それ以上前に進むことのできない場所にいた。

NICに来たのは、そんな中ある種のもがきだったのかもしれない。そして海外で生活した方いいだろうという直感を信じ、しかし半ば疑念を抱きながらその門をくぐった。

1年たったいまでも、いまだ薄明かりのなか手探りで進んでいるようなもので、答えはおろか方向性だってろくに定まってはいない。ただ、ひとつ確かに言えることは、あのとき踏み出した1歩は何よりも強くまっすぐで、これまでもこれからも、無数の人に支えられながら生きているということ。


Posted by ktukjp at 17:42