April 21, 2011

<NICでの1年間を終えて> 「希望を持って旅をすることは、目的地につくことよりずっといい」

NIC第23期生 春日優佑さん
愛知県・名古屋高等学校出身


英国CATSカンタベリーへ進学


心理学者のデイヴィッド・マイヤーズは言いました。「望ましい環境の中で受動的に生きるよりも、価値ある活動に熱中して目標に向かって進んでいくことによって、幸福は大きくなる」、と。

僕もまた、1人の高校生でした。高校での勉強はとても望ましいものでした。授業では先生が全ての答えを与えてくれました。僕らが向き合うべき問題は、全て白黒つくものでした。答えにたどり着くための道も、全て用意されていた気がします。勉強するにはとても望ましい環境だったのかもしれません、ただ、心の奥底で、未知なるものを捜し求めたいと感じていました。結果として、僕はその望ましい環境に居続けることをやめました。僕にとって、価値ある活動に熱中して目標に向かって進んでいく場所はここ、NICでした。

NICでの勉強はすばらしいものでした。 先生一人ひとりが、学生一人ひとりの可能性を伸ばすために、必死に彼らの教育を与えてくれました。彼らが与えてくれた教育は、泥の中に飛び込んで、泥まみれになることでした。信じられないような量の宿題を出してくれました。僕らが向き合うべき問題は、白黒つくものばかりではありませんでした。ディスカッションやディベートで扱う内容は、どれも「正しい答え」など無いものばかりでした。だからこそ、答えの無いものについて考えることは容易なことではありませんでした。

何も勉強だけではありません。NICでの一年間で、何よりも僕は自分と向き合うことになりました。自分がわからなくて、悩み苦しむことは何度もありました。そして少しずつですが、乗り越えて進むことができました。それは、とても意義のあるものでした。

そして僕はここで大きな夢をもっている自分に気づきました。その夢は「教育者になって、次の世代に自分の持つ経験、知識、知恵を伝えて、この世界をよりすばらしいものにする力の一つになること」です。

僕と一緒にこの1年を過ごしてくれた皆さんに、1つメッセージがあります。この先、もしあなたが持っている夢に気づいたら、真剣に向き合ってください。僕は思うんです、皆さん一人ひとりが持っている夢は、全てどこかで繋がっているんじゃないかって。そしてもし皆さんが自分の奥底に持っている夢に真剣に向き合い続けたら、いつかまたどこかで会えるんじゃないかって。
そんな素敵なことに気づかせてくれたのも、みなさんです。

最後に、ある小説家、ロバート・ルイス・スティーブンソンが残した素敵な言葉をもってしめくくりたいと思います。
「希望を持って旅をすることは、目的地につくことよりずっといい」


Posted by ktukjp at 17:47